映画『ラブ・アゲイン』(2011) 感想と評価

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globeやEXILEの曲じゃなく映画の『ラブアゲイン』(2011)です。

ほっこりムードのラブコメですが、激鬱と名高い『ブルーバレンタイン』と重なる部分もあって「ウカウカ笑ってらんねーな」とヒヤヒヤする作品でもあります。

男でも観られる、じゃない。男こそ、観てくれ!

映画データ

『ラブ・アゲイン』

(原題:Crazy, Stupid, Love.)

2011年/アメリカ/117分
監督:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
脚本:ダン・フォーゲルマン
出演
スティーブ・カレル (主人公の中年男性キャル。妻にフラれて失意のどん底)
ライアン・ゴスリング (イケメンナンパ師。キャルをプロデュースする)
エマ・ストーン (弁護士を目指すウブな女の子)
ジュリアン・ムーア (キャルの奥さんエミリー。職場で浮気しキャルをフる)
アナリー・ティプトン (キャルの子供たちの面倒を見るベビーシッター)
ケビン・ベーコン (エミリーの同僚で浮気相手)
ジョナ・ボボ (キャルの息子。運命論を信じている)

あらすじ

中年のキャルとエミリーは今年で結婚25周年。かわいい子供たちに囲まれ順風満帆な結婚生活を送っていた。はずだった。

しかし、ある日突然「離婚したい」とキャルに三行半を突き付ける妻エミリー。さらには職場の同僚と浮気までしたと言うのだ。

すっかり自暴自棄になり、酒場で客や店員相手にクダを巻き続けるキャル。

そんな姿を遠目に見ていたナンパ師のジェイコブがキャルに声をかけた。

「しけた面してんな、オッサン。どうだ?オレがアンタをプロデュースしてやる。イケメン中年に変身して奥さんを見返してやろうぜ?」

容姿もサエなければコミュ力も絶望的な中年キャルだったが、ジェイコブの指南により百発百中で女性を落とすイケメンナンパ師へと成長(?)を遂げていく。

だが、自信満々に見えるナンパ師ジェイコブも、女たらしに進化したキャルも、運命の相手と思える相手には巡り逢えないのだった。

キャルとジェイコブ、ジェイコブにナンパされた法律家の卵ハンナ、キャルの息子ロビー、ベビーシッターのジェシカ、そして別れた妻エミリー。

それぞれの恋愛模様は交錯し、やがて一つに集約していく。

彼らは「運命の相手」に出会うことができるのだろうか!

映画の感想と評価

自分の価値を高め続けない者に明日はない!

「愛情さえあれば夫婦生活は円満さ」などとお花畑マインドで油断していると、いずれパートナーから愛想を尽かされ捨てられかねません。

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奥さんが夫の収入だけに頼らない、経済的に自立した人あればなおさらですよ。

この映画を観てたら、『ブルーバレンタイン』で痛い目に合ったライアン・ゴスリングが反省して努力を重ねてナンパ師になり、「昔のオレみたいになるな」とキャルを救ったように思えてきました。

それだけ変身前のキャルはひどい!

髪型もヨレヨレのシャツもぼろいスニーカーも、マジックテープの「バリッ!」と鳴る財布も何から何まで絵に描いたような非モテ。

あまつさえ口説きたい女性相手に家族の話やコミュ障全開なリアクションの数々。

特に「イジり方を勘違いしている奴のイジり」
これほど同席者にとってうざいものもなく、また、身につまされ頭を抱えました。

「キャル、あんた、オレ?」

自分の未来予想図を突き付けられた気分ですよ!魂えぐってくるね!

そんなキャルも師匠であるジェイコブに徹底的にプロデュースされイケメンに進化していきます。
『ベストキッド』の引用の通り、ラブコメの枠に収まらない師弟愛ドラマでもあるのです。

バトル映画とはいっぷう変わった、ショッピングモールでの修行(?)シーンも見もの。

いや、ライバルを蹴落として意中の相手が自分に価値を感じるよう努力するのもまたバトルですね。

ハイスタンダードも歌ってました。”Love Is A Battlefield“!

しかしスティーブ・カレル、“浮気されたあげく冒頭10秒で奥さんに捨てられる保険屋”というのが『エンド・オブ・ザ・ワールド』と全く同じなのも面白いです。

『アバウトシュミット』のジャック・ニコルソンの人物設定も近いものがありました。

交差しあう恋愛模様

ハートウォーミングな恋愛群像劇と言えば、リチャード・カーティス監督の『ラブ・アクチュアリー』や、複数の監督が参加したオムニバス映画『ニューヨーク・アイラブユー』を思い出します。

今作でも6人の男女の恋模様が悲喜こもごもに語られ、イニャリトゥふうに言うと
「無知がもたらす思わぬ奇跡」
にもつれこむドタバタ展開まで用意されていてとっても楽しいです。

終盤のしかけには驚きました=!

ライアン・ゴズリングとエマ・ストーン

二人が『L.A.ギャングストーリー』『LA LA LAND』の前に初共演した作品でもあります。

エマ・ストーンは「初めて共演する俳優との親密なシーンは緊張する」と言っていましたが、今作が初共演となるゴスリングとの間にはとてもリラックスしたムードが漂っています。

彼らもまたボギーとバコールのように、ハリウッド映画カップルのクラシックになっていくのかも知れませんね。

エマ・ストーンの低音ボイスを活かしたローレン・バコールのモノマネもハマってる!

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