映画『シャーロックホームズ』ネタバレなし感想!

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フィルミナ(@filminaty666)です。

『アイアンマン』のトニー・スタークが19世紀末のロンドンで大暴れ!?

今回はガイ・リッチーによって再解釈された探偵物語『シャーロック・ホームズ』のレビューです。

予告編

『シャーロックホームズ』(2009)

(原題:Sherlock Holmes)

監督:ガイ・リッチー
キャスト:ロバート・ダウニーJr./ジュード・ロウ/レイチェル・マクアダムズ他

映画あらすじ

19世紀末ロンドン。

あやしい黒魔術儀式の生け贄として、若い男女を次々と殺害する暗黒貴族・ブラックウッド卿(マーク・ストロング)。

私立探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニーJr.)と相棒の医者ワトソン(ジュード・ロウ)は、激闘のすえに彼を逮捕した。

一件落着と思われたのもつかの間、死刑に処されたはずのブラックウッド卿が墓場から蘇り、再びロンドンを奇怪な連続殺人で恐怖に陥れる。

「魔術の力で大英帝国を “あるべき姿” に帰すのだ!」

不死身の魔術師ブラックウッド卿の目的とは何なのか・・・!

そして。事件の後ろには、より巨大な黒幕の姿があった。。。

ネタバレなし感想!

チンピラ探偵ホームズ

「ロンドンを舞台にした、オフビートな笑いとケレン味全開な喧嘩アクションシーンが特徴のチンピラムービー」

『ロック,ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『スナッチ』、『ロックンローラ』など、ガイ・リッチー映画にそんなイメージを期待して観る人も多いでしょう。

それが『シャーロック・ホームズ』では世界一有名なコンビの一組、しかも探偵と医者という、チンピラからかけ離れた人物を扱ってるので、どんな感じなんやろう?と気になってました。

ホームズを演じるのは『アイアンマン』トニー・スターク役で著名なロバート・ダウニーJr。

トニー・スターク役で確立した「社会性に問題のある大天才」という人物設定を今作でもフル活用しており、「クールで切れ者の名探偵」なホームズ像とのギャップが楽しい映画です。

そしてやはりガイ・リッチー映画らしいのは、ホームズにしろワトソンにしろ、素手ゴロの喧嘩がめっぽう強い!

(↑圧倒的『Snatch』感)

作戦の計画シーンに見るガイ・リッチーぽさ

さらに「人物のナレーションを伴う回想 or 計画のシミュレーション」という、いかにもガイ・リッチー!なシーンも飛び出しワクワクしきり。

そこで使用される監督お得意のスローモーションが、今作の場合

「ホームズの頭の回転が速すぎ、相対的に時間が遅く感じる」

という人物設定上の必然性まで感じさせるのがたくみ。

「ナレーション&シミュレーション」はコンゲームものの映画でよく見かけるし珍しくはないけど、ガイ・リッチーがやると独特の味があるんですよ。

彼の新作が公開されるたびに「今回もあの演出あるかな」とワクワクします。

カメラワークに見るガイ・リッチーぽさ

「同カット内で同人物にゆっくり寄って、引く」カメラワークもガイリッチー節。

特に『ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の作戦計画シーンが印象深い。

「敵のチンピラをぶん殴ってやるぜ」

と息巻くデクスチャー・フレッチャーの顔を、

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ゆ~~っくりズームアップしたかと思ったら、

十分に近づいた後でまたゆ~~っくりズームアウトしていく。

不思議な可笑しみがあって「なんじゃこりゃ笑」と笑ってしまった、個人的ガイ・リッチー名シーンの一つです。

今作でもホームズが事件についてじっくり考えをまとめるシーンで同じカメラワークが使われてますね。

妙な感覚にさせられて、好きなんですよこれ。

『クリーピー』で、竹内結子さんが不気味な隣人宅の玄関に入るシーンでも同様な感覚を覚えました。

デカブツとの近接戦闘

『007』のジョーズみたいにデカイ男とのケンカ&鬼ごっこ。

これもまたガイリッチー作品の特徴。

前作『ロックンローラ』におけるロシア人殺し屋との格闘も、ハデかつオフビートな気の抜け具合が見ものでした。

『シャーロック・ホームズ』もまた、中盤クライマックスはフランス語を話す巨漢の用心棒との戦いです。

デカイ男はそれだけで画面にインパクトが出るなあ。

ガンダムとサイコガンダムが並ぶときも「ウォ、でかい」と驚きますもん。

同シーケンスでの「轟音を立てて迫りくる巨大な鉄のかたまり!よけられるのかー!?」というおおげさな演出にも、ガイ・リッチーらしいハッタリが利いてました。

これは偶然?

ベネディクト・カンバ-バッチもドラマ『シャーロック』でホームズを演じており、『イミテーションゲーム』『ドクターストレンジ』などと共に「社会性に問題のある大天才」役に定評があります。

カンバーバッチ主演映画『ドクターストレンジ』では、レイチェル・マクアダムズがストレンジの恋人役で出ていました。

そして今作ガイ・リッチー版『シャーロック・ホームズ』のヒロインもレイチェル・マクアダムス。

「社会性に問題のある天才」が彼女を介して繋がってて面白いです。

レイチェル・マクアダムズは今作以外にブライアン・デ・パルマ監督『パッション』でも食えない美女を演じてました。

主人公を翻弄するズルイ女の演技、チャーミングな容貌とのギャップも手伝って好きなんですよ。またズルいオンナ役で映画に登場してほしいです。

悪役の影が薄い?

ブラックウッド卿

今作の場合はアクションシーンや19世紀ロンドンの街並み、およびホームズとワトソンのブロマンス演出が重視されているので、推理が申しわけ程度の扱いなのは問題ないと思います。

ただ、マーク・ストロング演じる悪役ブラックウッド卿の存在感が薄いんですよ。

それに掲げる大義も取ってつけた感が否めない

『るろうに剣心』の志々雄真実みたいな野望があるんだけど、完全に空回りしてて勿体なかったな。

モリアーティ教授

劇中、顔を見せずに手や声だけで存在感を示すモリアーティ教授。

得体の知れない演出がまさに『007』のブロフェルド大佐を思わせました。

次作以降でどうホームズ達とどんな対決を見せるのかワクワクです。

エンドタイトル

「人物の姿やクレジットを、ストップモーションとVFXでスタイリッシュに捉えるタイトルデザイン」これもガイ・リッチーの特徴ですね!

今作は”古い紙に描いたイラストとインクの染み”という方法。いい味だしてます。

この美的センス、カイル・クーパーが作った『セブン』のタイトルバックが好きな方ならハマるんじゃないかな!

おわりに

ホームズ、ワトソン、アイリーンの3人によるドタバタ活劇はまるで『ルパン3世』のルパン、次元、フジコを観ているような楽しさがあります。(五右衛門は!?)

ロンドンの景観、スチームパンク志向のプロダクションデザイン、視覚的にも楽しい要素満載。オススメです!

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