映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ネタバレ感想と評価

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フィルミナ(@filminaty666)です!

今回は個人的に最高傑作だった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』について!

※『最後のジェダイ』と同テーマを扱ったアニメ『宇宙よりも遠い場所』についてのレビューと、是非セットでお読みください↓

予告編

『スターウォーズ/最後のジェダイ

(原題:Star Wars: The Last Jedi)

2017/アメリカ

監督:ライアン・ジョンソン

キャスト:ジョン・ボイエガ/デイジー・リドリー/アダム・ドライバー

ネタバレ感想と評価

「わたしの人生つまらない。

せめてあの世で、あわよくばこの世で、

カリスマ性のある誰かが私を幸せにして!」

そんな救世主思想を要石にした神話は枚挙にいとまがありません。

たとえば、

モーセの出エジプト

スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治

ヘラクレスのヒュドラ退治

ペルセウスのゴルゴン退治

桃太郎の鬼退治

マッドマックスの暴走族退治

シェーンの地上げ屋退治

椿三十郎の悪い役人退治

アンパンマンのバイキン退治

などがその典型ですね。

流れ者の英雄が突然やってきて、事態を解決し、そしてまた去っていく。

ヒーローカッコいいよね。

しかし。

その神話体系は現代人にフィットしない部分が多いのもまた事実。

「自分は他の誰でもない自分だ!」

「自分にしかできないことをして、身の証を立てたい!」

こういった価値基準が台頭した現代社会においては、

新たなパラダイムに適した神話体系が必要とされるのは自然な流れです。

私も「かけがえのない自分」という根拠のない幻想を信じたいですし。

そして、

「既存の価値観に縛られず

新しい秩序(New Order)を

自分の手で作っていこう」

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という情熱を最重要コンセプトとして表現したのが『最後のジェダイ』でした。

4人の若者を主人公にして、週刊少年ジャンプ的な青春群像として描かれた今作は、たいへん同時代性の高い作品と言えます。

中でも。

光と闇の間で迷いを抱えながらも、考えるでなく行動優先(めちゃくちゃ大事)で事態を打開する強さを手に入れたカイロ・レン。

彼は今作における最強のレジスタンスではないでしょうか。

「もっと褒めても、ええんやで」

ソフォクレスの昔から。

子供が大人に成るためには、象徴的な意味での「親父」を自分の手で殺すことが必要とされます。

管理社会でナンバリングされ、個性をはく奪されたストームトルーパーのフィンはファズマ(権威)を倒す事で。

いちパイロットだったポーは上司(権威)に反抗して彼らに勝るリーダーシップを発揮する事で。

何でもない出自のレイは伝説のジェダイマスターのルーク・スカイウォーカー(権威)を倒す事で。

ヤンキーから足を洗いたかったカイロ・レンは番長スノーク(権威)を倒す事で。

それぞれの成人式を果たしました(奇しくも観たのが成人の日)

そして、ファーストオーダー(旧秩序) = 権威は単に作品内の敵勢力という意味にとどまりません。

スターウォーズ旧3部作や、ジェダイという救世主思想そのものがファーストオーダーであり、作り手と受け手が乗り越えるべき父親なのでしょう。

歴史はただ一人のヒーローによって作られるのではない。

この作品を観た全ての人々が、それぞれのファーストオーダーを自力で乗り越え、自由に豊かに暮らしていけることを心から願います。

May the force be with us!!

※『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』と同テーマを扱ったアニメ『宇宙よりも遠い場所』についてのレビューも是非お読みください。

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